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東日本大震災 原発は本当に必要なのか

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D5600 + Ai Micro-NIKKOR 55mm

 

 

2011.3.11の東日本大震災は日本人の心に残る災害となった。

2万人を超える死者・行方不明者は、その数のあまりの多さに驚愕するばかりだ。

いまなお仮設住宅で生活する方も多く、コミュニティが形成されていて、簡単にその場を離れることを望まない方もいるようだ。

 

 

 

当日は午後一の会議が終わり、先輩と会議室で雑談をしていた。

大きな揺れが始まり、会議机が円を描いて揺れた。

とっさに机の下に潜り込んだが、建物自体が古かったので、ちょっとヤバかったことを思い出す。

そういえば一旦揺れが収まった後、外の避難スペースに移動したのだが、肌寒い時期であり、女性社員などは防災用のアルミシート(?)に肩寄せ合ってくるまっていた。

そうそう、電車が全てストップしたおかげで、自宅に戻ったのは後輩の車に乗っけてもらって明け方になったな。

 

 

 

実際多くの死者・行方不明者が出たのは原発事故ではなく、津波によるところだ。

原発は大量の水が必要とのことで、海辺に建てられていて、まさかの自体にそなえて過去の履歴から高い防波堤が作られていると聞く。

東日本大震災では、想定以上の津波となり、その防波堤を超えて浸水。

原発は水蒸気爆発やらメルトダウンなどを起こした。

それ以上に問題なのは、近隣の町が全て波に飲み込まれ、犠牲になった方々は波にさらわれた。

 

 

おそるべきは「水」。

水は我々が生きていくには不可欠であり、海は生物の母なる存在ではあるが、同時にとても怖いものなのだと改めて感じる。

大規模地震で何より怖いのは、火災などもそうなのだが、なにより津波だった。

 

 

 

 

この震災関連の話題では、福島の原発事故がクローズアップされる。

放射能への影響で、まだご自宅に帰ることができない方もいると聞く。

 震災当時、日本中の原発が停止したと記憶する。

関東でも「輪番停電」なるものが実施され、毎日順番に地域ごとに停電していた。

マンションに住んでいるので危惧したのは、停電によりポンプが停止するため水がでなくなり、トイレも使えなくなること。

実際そうではあったが、事前に分かっていたから「特に、だから?」って感じだったし、部屋のライトなどがつかなくても、キャンドルをいくつかつけて家族でカードゲームして過ごしたりした。

その時に思ったのは、原発は本当に必要なのか?ということだ。

 

 

 

日本の、特に繁華街は明るすぎると思う。

防犯目的ではなく、商業目的の電飾でビカビカだ。

特に都心などはそう。

そんなに必要なのかと思うぐらい、どこに行っても明るい。

経済活動に当然電気が必要なのはわかるし、電飾を片っ端から消せなどというつもりもない。

 

少しだけ節電すれば原発などに頼らずともよいのではないか?

 

原発が悪いなどというつもりは全くない。

日本の優秀な研究者が知恵を結集して作り上げた発電システムだ、素人がその効率性や安全性にシノゴのいうつもりは毛頭ない。

でも、日本の全国民が少しだけ協力すれば、「安全性が...」などと話題になる原発そのものをお払い箱にできるのではないか?

 

 

 

日本ではそういう「環境に配慮した対応」というのが、国会の答弁の中だけにしか存在せず、我々庶民は普段あまり意識していないのだと思う。

未曾有の大震災の経験を少しでも生かすためにも、そんなことを考えるべきだと思う。

 

 

 

犠牲になった方にご冥福をお祈りする。