D5600 + Auto NIKKOR 50mm f1.4
沈静化するかな、と思いきや、繰り返し発生している「バイトテロ」。
「テロ」というのは、悪意をもって損害を与える行為を指すために、バイトテロはテロではないとの記事もあるが、そんなことはないと思う。
悪意がなくとも、わかっていて非常識な行動をして、その結果多大な損害をあたえたのだから、やっぱり「テロ」っていうのはあっているのだと思う。
コンビニの食品の陳列ケースに入ったり、回転寿しの調理場で生の魚をゴミ箱に放り投げた後に戻したり。
食事をとる場所で極めて非衛生的な行為は、その店舗のバカなバイトがやっているとみんな分かっていても、どうしても敬遠してしまう。
大戸屋に他では食べられないメニューが多くあるのならまだしも、定食屋は世の中にゴマンとあるので、そんな事件があれば当然客足は遠のく。
それが特定の店舗ではなく、チェーン店全体へ波及するのだから、機会損失は相当な額になる。
もっとも損失で済めばいい。
個人でやっているレストランなんかだと、潰れてしまうケースだってある。
そんなバイトを雇っている店が悪い、というコメントもネットでは散見される。
本当にそうだろうか。
過当競争に打ち勝ち、収益を上げるために人手不足が慢性的になっている中、質の良い人材を常に確保し続けるのは困難だ。
多少素行に疑問符がついても、店番ぐらいはできるだろうと思ってしまうのはなんら不思議ではない。
やはりどう考えても、大きな損害を与えたアホには、見せしめのためにも制裁があってしかるべきなんだと思う。
しかし、
損害賠償を起こしたところで、その損害を取り戻せるわけでもなく、実際は裁判にかかる費用とその時間が無駄になってしまうと思われる。
でもどこかがやったほうがいい。
軽率な行動がどれだけ事業に悪影響を与え、場合によれば経営者の財産を奪ってしまうことになるのかをわからせる必要がある。
学生だからと行って何をやっても良いわけではない。
大学生などは特に社会人の見習い、周りに気を配り、自分の立ち位置のトライアルを実践してみる時期。
非常識なことなどやっている場合ではないはずだ。
大騒ぎになってから反省するのでは遅い。
仕事をするということは、遊びではないのだ。
それも悪ふざけの場所では決してないのだ。
大の大人が人生を賭けて打ち込んでいる勝負の場なのだ。
バイトテロはほんの一部の阿保がやっていることだと信じている。