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新元号「令和」 花開く時代になれ

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D5600 + Ai Micro-NIKKOR 55mm

 

 

元号は「令和」

最初の印象は、ちょっと冷たい感じがするな、というもの。

しかしよくよく理由を聞いてみると、これまた素晴らしい。

新しい時代に向け、とても良い年号だと感じる。

 

 

初めて、国書「万葉集」その梅花の歌三十二首の前につけられた文からの典拠。

歴史などというものに極めて疎い自分なのだが、万葉集ぐらいは知っている(名前程度で恥ずかしいが)

万葉集は1200年ぐらい前の歌集で、地位や身分に関係なく幅広い人の歌が収められている、日本文化を象徴する国書だとか。

安倍総理は「そこには悠久の歴史、薫り高き文化、四季折々の美しい自然が描かれている」と。

かの文の書き手は明示されていないがおそらく山上憶良らしい。

大伴旅人邸で当時は珍しかった梅の花を愛でる宴に際し、よい詩をつくりましょ!的な文だとか。

 

 


「初春の令月にして、気淑(きよ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」

初春の良い月、清い空気とさわやかな風、梅は鏡の前の美女のおしろいのように開き、欄は身に飾った香が薫っている。

 

 

ちょっと冷たいが非常に爽やかな空気、その中で華やかに、凛として花開いた梅。

あたり一面が香り豊かで、春の訪れる感じに満ち満ちる。

図らずも、今年は初めて梅林なるところに訪れ、これまでは桜と比べて地味な感じのする梅にあまり興味を持っていなかったが、古木に咲き誇る梅の花ののすばらしさに惹かれたばかり。

このブログのタイトル背景の画像はその時のもので、構図などはあまり考えず、すばらしさに思わずシャッターを切ったものが素晴らしい出来となったもの。

なんか自分の心に残るものと、新元号の意味の一端が一致するとはなんとも嬉しい。

 

 

 

ちょっと言い難い感じがしなくもないが、明治→大正→昭和→平成→令和、流れもよい。

昭和と令和で「和」が重複であるが、「和」という文字はとても良い漢字だからそれでよいのだろう。

「令」という文字は、神からの啓示という意味もあるそうだ。

多くの良いことが花開く時代となってほしい。