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ノートルダム寺院の火災は、対岸の火事ではない

ロードバイク

D5600 + AF-P DX NIKKOR 70-300mm

 

 

フランス・パリのノートルダム大聖堂で2019年4月15日に火災が発生。

屋根や尖塔が崩れ落ちた。

行ったことはないが、有名なゴシック建築

世界遺産でもある、その素晴らしい外観が燃える姿は残念だが、どこか荘厳な感じもした。

火は出火から9時間後に消され、木造の部分が消失したようだ。

マクロン大統領は、この大聖堂の再建を5年程度で完遂させると約束している。

すでに数億ユーロの寄付の申し出があるとのこと。

専門家によれば、元どおりに修復するのであれば、5年などでは到底無理。

10年でも危ういことに加えて、1000億円以上の費用がかかるとの見方も。

新しい部分を取り入れてスピードとコスト抑制を図るのか、それとも昔ながらのやり方で忠実に再現するが金と時間をかけるのか。

個人的には、やはり忠実に再現してほしいと思う。

 

 

 

 

この事件、決して対岸の火事ではない。

今回の火災の原因は、工事中の漏電+燃えやすい木+長年の埃、とのこと。

日本にある有名な建築物は、ノートルダム大聖堂のような石造りの部分は少なく、ほとんどが木造。

しかも、埃は溜まりまくりなんだろうし。

一旦火の手でもあがれば、ノートルダム大聖堂のようにほとんどが残ることは考えにくく、逆にほとんどが燃えてしまうのではないだろうか。

普段は火の気がなくとも、維持していくためには工事だってするだろうし、危うい場面だってあるはずだ。

日本人のことだから、作業場の徹底的な清掃や、そもそもの手順などなど細かい部分に気を使って作業するのだろうから、諸外国の状況に比べれば格段にリスクは少ないと思うのだが、可能性がゼロということはないはずだから油断は禁物ということだ。

 

 

 

今回の大聖堂の火災は、管理をもっと徹底すれば避けられたのかもしれない。

しかし、これも「運命」だったのかもしれない。

形あるものはいつかは壊れる。

それが早いか、遅いかだけだ。

この大聖堂の消失してしまった部分は、あるべくして消失してしまったのかもしれない。

そして、なくした部分はこれを機会に生まれ変わる必要があるのかもしれない。

そう考えると、少しは前向きになれるのでは。

 

 

修復されたら一度は生で見たいもの。

 

 

そうそう、工事を請け負っていた会社の損害賠償はどうなるだろう?