D750 + AF-S Nikkor 50mm f/1.8G
9月入学に切り替えることが、メディアで毎日取りあげられている。
識者がいろんなコメントを発している。
メリットもデメリットもすべて頷ける。
デメリットとして一番にあげられるのは切り替え時の9月までをどうするか、だろうか。
確かにこれは大きな問題。
学費、進級・進学・就職のタイミングのズレ。
特に就職は、受け入れる会社の会計年度も関わってくる。
幼稚園・保育園から小学校に上がるタイミングもある。
小さい子供達にとって、またその保護者にとって、ここは大きな環境変化だから半年ズレはちょっとキツイかもしれない。
しかし、言ってみれば「移行期間」で一回だけの処置。
歪みはあるだろうが、一回だけのイレギュラーな形でいろんなことを決めていけば良いのではないかと思う。
もちろん経済的な補助も必要として。
そしてそんなデメリットを考えても、9月入学のメリットのほうが大きいと思う。
それはやはり、海外諸国と同じサイクルとなることだ。
海外への留学だけではなく、海外から流入してくることだって容易になる。
国際的な感覚を肌で感じるチャンスを広げるという意味だ。
もちろんそれが根付くには時間がかかるだろうが、長期的には必ず日本人の国際化を下支えするのだと思う。
日本の詰め込み型の教育から、脱皮するための第一歩にもなろう。
知識の獲得は必須なのだが、受験対策的にするのは大きな問題。
獲得した知識をベースに自分で深く考察し、その結果をアピールして議論する。
その姿勢や内容を評価する様な仕組みになって欲しいと思う。
コロナ禍などという国難に際した今であるからこそ、できる判断ではなかろうか。