D750 + AF-S Nikkor 50mm F/1.8G
J1ベガルタ仙台の「道渕諒平」が、DVにて契約解除=クビとなった。
DVは事実婚を含む配偶者に対しての暴力。
それをクラブ側が重要視したような形となったようだ。
暴力を受けた女性の青痣の写真なども報道された。
殴る蹴るの暴行があったとのこと。
アスリートに暴行を受けるなんてどれほどの恐怖であったろうか。
ちょっと想像がつかない。
暴力はどんな角度から考えても最悪。
弁解の余地などは微塵もない。
だが、擁護するわけではないが少なくともカップルにおいて一方だけが必ず悪いということは極めて少ないとも思う。
女性側のほうもなんらかの原因があったと考えるのが自然だ。
その日の調子で一喜一憂し、サッカー選手としての明日の・将来の不安と闘っているのに、一方の女性はそんなことはお構いなしにわがままし放題だったっとすれば腹も立とうというもの。
まあ、これは全く想像の域をでないのだが。
そもそも「青痣の写真」とか、「包丁をもって脅すLINEの動画」なんて、相手の女性が持ち込まなければ報道されないだろう?
なんとなく不自然に思えるが、耐えかねた上でのアピール、なんとか逃れるための施策であったのかもしれない。
ベガルタ仙台のなかでも主力選手。
下位に低迷するチームをなんとかしなければならない立場だ。
相当なプレッシャーがかかっていて、気持ち穏やかになれない日もあったろう。
先週日曜日には、我浦和に0-6の大敗。
崩れかかっているチームに大きなストレスを感じてもいただろう。
とはいえ、「暴力はどんな理由があれ最悪」。
弁解の余地など本当に微塵も無い。
DVを繰り返し、過去に逮捕までされたこの男はこのような処分は妥当と思える。
この事件のなかで大きく疑問視したいのは、「ベガルタ仙台」の対応。
道渕は過去に逮捕されているらしい。
その後にはクラブ内で謹慎処分と試合出場停止を実施していたらしいが、結局は主力選手として出場させている。
それでよかったのか。
J1の理念、クラブの理念、スポーツマンシップ、などなどを考えるともっと早期に契約解除とすべきではなかったのか。
一般企業なら即、懲戒解雇相当だろう。
それを主力選手であるから、ズルズルと引きずっていたのか。
「ベガルタ仙台」という会社のコンプライアンス、ガバナンスはどうなっているのだ。
これでそもそもファンにこのクラブはエンターテイメントを提供できるのか。
プロスポーツのクラブ、J1の有名クラブとしてはあまりにもお粗末としか言いようがない。
クラブ側はこのことに歯切れの悪いコメントをしているように思える。
つまりは自分たちはこのことをよくわかっているのではないか。
どのように決着するのか見守りたい。
日本のプロスポーツは相撲を中心としてよくない話が多い。
運営側の体制を見直す反面教師となることを強く望む。