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テニス 大坂なおみ 全豪オープン優勝のスゴさ

テニスボール

D750 + AF-S Nikkor 50mm F/1.8G

 

2021年最初のテニスグランドスラム大会、全豪(オーストラリアン)オープンで、大坂なおみが貫禄の優勝!となった。

グランドスラムタイトルは自身これで4度目。

日本人としてそもそも初めてグランドスラムタイトルを獲った人なのだが、それがなんと4回目となった。

 

大きな期待を込めて、優勝する今年信じて、Wowowで応援していた。

4回戦の対ムグルッサが、一番危ない試合だった。

ムグルッサのデキが素晴らしく、マッチポイントまで握られた。

それでもそれを切り抜けたあたりは本当に素晴らしい。

 

勝戦の対ブレイディは相手の強打に怯むことなどなく、冷静にプレー。

相手は持ち前のフォアハンドの強打に頼るしかなく、そしてそのフォアハンドも疲れと緊張からか次第に精度を欠いていった。

考えてみれば簡単なことで、パワーと精度は相反することが多い。

維持し続ければ圧勝できるが、それは高度に難しく、初めてグランドスラムの決勝を戦う人にとっては到底無理なものであった。

そして、終わってみればすべてなおみちゃんの掌の中、圧倒的な内容での優勝だった。

 

 

大坂なおみといえば、パワフルなショット、200km/hに近いサービスなどが注目されるのだけど、今回の大会は「メンタル」の安定感が半端なかった。

追い込まれても、ミスをしても冷静だった。

ムグルッサ戦で一度ラケットを放り投げる場面があったが、それ以外では取り乱す雰囲気すらなし。

時折「カモン!」の声がウィニングショットと共に上がったのが、一瞬だけコントロールしている感情を爆発させた瞬間だったのだと思う。

 

素人の試合であっても、メンタルをコントロールするのは難しい。

冷静かつ熱いハートを維持するということ。

ミスショットをしても、相手に追い込まれても自分を信じる。

ボールを直接手で扱うことができない競技だから、その状況が如実に出るのだと思う。

多くの日本人選手が今回全豪オープンに出場したが、自滅に近い選手も少なくなかった。

素人の世界でもそうなのだが、勝ち負けはほんの紙一重

プロの世界はその紙は極薄だが、きっと簡単に打ち破れないのだろう。

でもそれを破るきっかけって、きっと自分自身との戦い=メンタルなのかもしれない。

 

 

改めて、大坂なおみの優勝は素直に嬉しい。

まだタイトルをとれていない、全仏(フレンチ)オープン・全英オープンウィンブルドン)に期待する。

彼女なら絶対にやってくれる。

そう信じている。