新型コロナウィルスによる働き方の激変から約1年。
リモートワークも普通の状態になった。
家で仕事をするという環境があまり整わないままえスタートしたこともあって、最初はオフィスにいる時以上に緊張とやりにくさを感じていた。
次男坊が残していった学習用の椅子、狭いあくまで趣味用のパソコンデスクに無理やり会社ノートPCを置く。
そしてWEB会議はケーブルのついたヘッドセット。(これはこれで良いものを支給してくれていることは付記)
その結果、ただでさえ滅入ることが多いのに、それに加えて「肩が凝る」、「目が疲れる」、「不便」、で気分が下がる.....
それを解消させてくれたものを書いて見る。
椅子の新調
まず最初に買い替えたのは椅子。
椅子の文化+おしゃれ=イケアの発想で、1万円ほどだった。
それまで学習机用のものだったから違いは歴然。
夕方のお尻の痛さや、腰の痛さがなくなった。
ただし少し座面が前のめりだったのが違和感。
座布団を敷いたり、低反発マットを買ってきたりしてみたがどれもしっくりこなかった。
そしてそんなことをしている間にクッションが沈んだのか、体が慣れたのか違和感がかなり解消されてきた。
眠れるほどに快適ではないけど、1日ずっと座っていられる。
いまだに気になるのは、別売りだった肘掛。
もちろん自分で取り付けたのだが、どうやっても右側だけが軋む。
WEB会議中に不用意に肘をのせて体重をかけると「ギリギリ〜」って鳴る。
おそらくマイクで拾われているだろうからちょっと恥ずかしい。
これは椅子の機能には影響しないのだけども。
椅子はやっぱり買い替えるべき、直接疲労に関わってくるものなので、柔らかすぎず硬すぎないものを妥協せずに選ぶべきと思う。
テーブルを整備
在宅勤務が開始された頃は、いわゆるパソコン専用デスクを使っていた。
デスクトップのモニタが置けて、引き出し式の部分にキーボードを置くタイプのもの。
フルサイズのキーボードではマウスを置く場所に困るぐらいの幅だった。
これでしばらく頑張っていたのだけど、やっぱり手狭感があり、それとともに気分が落ち込む感じもしてきた。
そんな時に、特別給付金10万円が支給となった。
そこで考えた。
30年ほど前に買ったダイニングテーブルセットがいい加減限界。
特に椅子4脚は今にも壊れそうな感じ。
テーブルも表面の汚れが簡単に落ちない状況。(これこそ年輪!)
しかも次男坊も結婚して出ていったので、愛妻と2人の生活。
10万円でダイニングテーブルセットを買い換えて、テーブルはDIYでパソコンデスクにしてしまおうと閃いた。
そこで新しいダイニングテーブルセットをニトリで購入。
そして古いテーブルは、表面を紙やすりで汚れが削られて無くなるまで徹底的に削り、その上から濃い茶色のニスを塗装した。
ニスの処理が一番大変だと思っていたが、今時のものは簡単でムラもなく、速乾で仕上がりが素晴らしい。
あっという間に作業は完成し、我ながら素晴らしいデキ。
大活躍することとなった。
ちなみにこのテーブルは幅120cm。
ノートパソコン、モニター、フルサイズキーボードとマウス、それにiMacを置いても問題ない広さとなった。
広いデスクは気持ちに余裕もでるなあと改めて感じる。
最強のアイテム、Bluetoothヘッドセット
そしてなんといっても俺の在宅勤務を支える最強アイテムはBluetoothヘッドセット。
それも片耳掛けの小さめのヤツ。
ノートパソコン、というかWindows10と全く問題なく接続でき、当然の如くコードが無い。
このコードが無いというのがとにかく便利。
在宅なので、ヘアスタイルなどを気にせず通常のカブるタイプのヘッドセットでもよいのだが、圧迫感と拘束感がどうしても出てしまう。
このヘッドセットであればその両方から解放されるし、家のなかを自由に動き回ることもできる。
ちょっとコーヒーを、ちょっとトイレに、が自由にできる。
※ミュート必須。そうでないとトイレの生中継になるので。
拘束されないというのは、本当に便利。
これはそうなってみないと良さが残念ながらわからない。
冒頭の写真のものは家電量販店で2千円程度のもの。
それでも高い方だと会社同僚は言う。
なのでもう少し安いもの、千円前後のもので十分だと思う。
騙されたと思って一度試してみたほうがいい。
ただし、一つだけデメリットもある。
それは充電の煩わしさと、連続使用時間。
朝一からぶっ通しで夕方までの会議はもたない。
途中の昼休み、約1時間ぐらいを充電時間に充てればなんとか持つかもしれない程度であることだ。
そんなケースは今のところ俺にはあまり無いので、会議の合間合間にチョコチョコ充電。
そして1日が終わったら満充電して翌日使うことにしている。
煩わしいと言えばそうなるが、デスク上に充電用ケーブルを出してあるので接続するだけだからそれほど苦にはならない。
そんなデメリットがあったとしても、拘束感から解放されるメリットの方がはるかに大きいので、絶対に手放さないし、壊れたらソッコー新しいものを買ってくると思う。
まだまだコロナウィルスとの戦いが続く。
そして在宅勤務は新しい働き方として日本社会に根付いてしまった。
家庭での仕事環境を充実させている人も多いと思うが、今のところ俺自身もうまくいっているのではないかと思う。