無二の一筆 | ロードバイクとテニスの実体験レビュー

Bianchi OLTRE RACEで4500km超の長期レビューや機材検証、テニス歴38年・テニスのパフォーマンス向上の工夫を実体験ベースで発信しています。

夏のロードバイクは無理をしない。それでも毎年走りたくなる理由


「ん〜、今日もいい感じに暑いっ!」

 

玄関を出た瞬間、思わず口から出る言葉です。

朝からジリジリと強い日差し。河川敷のサイクリングロードでは陽炎が立つほどの暑さです。

 

数年前なら、「今日はやめておこうかな」と思っていた気温。

でも今は、この季節らしさも含めて楽しめるようになりました。

 

夏のロードバイクというと、暑さ対策や熱中症対策ばかりに目が行きがちです。

もちろん、それらはとても大切です。

でも私は、夏は「暑さに勝つ季節」ではなく、「暑さとうまく付き合う季節」だと思っています。

 

ロードバイクは趣味です

 

だからこそ、無理をせず、長く楽しみたい

今日はそんな「夏との付き合い方」について、私の実体験を交えながら書いてみます。

 


夏のロードバイクは「暑さに勝つ」ものではない

ロードバイクに乗り始めた頃は、とにかく速く走りたいと思っていました。

平均速度が少しでも上がると嬉しい。

距離も伸ばしたい。

100kmを走れた日は達成感もありました。

 

でも、数年乗って思うことがあります。

100km走っても、誰かが表彰してくれるわけではありません。

趣味なのだから、自己満足で十分です。

もちろん速くなれば嬉しいし、長い距離を走れれば達成感もあります。

 

でも、それ以上に大切なのは、楽しく、安全に家へ帰ること。

 

100kmを目標にしていても、80kmで「今日は十分楽しかった」と思えたなら、それでいい。

夏は特にそう思います。

暑さに勝とうとするより、暑さとうまく付き合う。

それくらいの気持ちの方が、結果として長くロードバイクを楽しめる気がしています。


私が夏でも走る理由

「夏なら朝ライド一択。」

 

そういう人は多いと思います。

もちろん、朝のほうが気温は低く、走りやすいのは間違いありません。

それでも私は、どちらかと言えば夕方ライド派です。

理由は単純で、日中にしっかり食事と水分を摂って、体調を整えてから走れるから。

夕方になれば多少暑さは落ち着きます。

もちろん真夏なので暑いことには変わりありません。

でも、「今日は暑いな」と思いながら走るくらいが、私にはちょうどいいのです。

 

そして帰宅したらシャワー。

冷たいビールを飲む。

「あー、生き返った。」

 

心地よい疲労感のままテレビを見ていると、そのまま寝てしまうこともあります。

朝ライドも気持ちいいですが、私の場合は午後まで疲れが残ってしまうことがあります。

せっかくの休日なのに、そのあと何もする気が起きない。

それが少しもったいなく感じるようになりました。

だから今は、自分の生活リズムに合った夕方ライドを楽しんでいます。


水分補給で一番危なかったのは「自分の油断」

ロードバイクを始めた頃、ボトルは1本だけでした。

もう1つのボトルケージにはツールケース。

「喉が渇いたらどこかの自販機で買えばいい。」

そう思っていました。

 

でも、実際は違いました。

 

止まるのが面倒。

あと少しだから。

次の自販機まで行こう。

 

そんなことを考えているうちに、水分補給を後回しにしてしまうんです。

今思えば、あれが一番危なかった

喉が渇いたと感じた時点で、体はすでに水分不足になり始めています。

だから最近は、ボトルを2本にしようか本気で悩んでいます。

ツールケースをどうするかという問題はありますが、それでも夏は水分のほうが優先だと感じています。

熱中症対策というと特別なことを考えがちですが、一番大切なのは「ちゃんと飲むこと」。

当たり前のようで、一番難しいことなのかもしれません。

 

 

👉TPUチューブを長い間運用しています、メリットとデメリットはこちら

alex-i.hatenablog.com

 


水だけでは体は動かなくなる

これはロードバイクだけではありません。

私は長年テニスも続けています。

真夏の試合では、水だけ飲んでいても急に体が重くなることがあります。

 

足が動かない。

集中力も落ちる。

ダルさが出てきて、気持ちまで下がってくる。

 

そんな経験を何度もしました。

原因は塩分やミネラル不足でした。

ロードバイクでも同じです。

夏は汗と一緒に、体に必要なものも失われていきます。

だから私は、塩タブレットをポケットに入れて走っています。

小さなことですが、この安心感は意外と大きいです。


日焼け対策は「見た目」より体力のため

以前は半袖ジャージだけで走っていました。

でも、真夏の日差しは想像以上に体力を奪います。

長袖ジャージが理想ですが、夏用は意外と種類が少ないんですよね。

そこで今使っているのが、半袖ジャージとUVカット機能のある冷感アームカバーです。

ワークマンのものを使っていますが、汗や水で濡れると気化熱でひんやりして、とても快適です。

さらに、公園の水道を見つけたら、アームカバーや頭に水をかけます。

 

一気に体感温度が下がって、

「あー、生き返った。」

と思わず声が出ます。

 

夏はこんな瞬間が本当に気持ちいい。

暑いからこそ味わえる楽しさなのかもしれません。


凍らせた補給ゼリーは一石二鳥

最近のお気に入りは、補給ゼリーを凍らせて背中のポケットに入れることです。

走り始めは保冷剤代わり。

背中が少しひんやりして気持ちいい。

少し溶けてきた頃には、そのまま補給にもなります。

特別なアイテムではありません。

ちょっとした工夫ですが、夏ライドでは意外と助かっています。


「今日は乗らない」という選択もロードバイク

夏になると、「せっかくの休日だから走らなきゃ」と思うことがあります。

でも最近は、その考え方も変わりました。

 

暑すぎる日。

疲れが残っている日。

なんとなく気分が乗らない日。

そんな日は、乗りません。

 

無理をしても楽しくありません。

 

それどころか、暑さで判断力が落ちることのほうが怖い。

ちょっとした油断が落車や事故につながるかもしれません。

ロードバイクは、また来週でも乗れます。

だから、「休む勇気」も大切な技術だと思っています。


夏だからこそ出会える景色がある

無理をしない。

水分をしっかり摂る。

塩分やミネラルも補給する。

暑さに合わせて走る時間を選ぶ。

 

そうやって夏と付き合っていると、不思議と「暑いから走れない季節」ではなくなってきます。

 

真っ青な夏空。

河川敷に響くセミの鳴き声。

青々とした田んぼを渡ってくる風。

大きな入道雲を眺めながらペダルを回し、木陰に入った瞬間にふっと涼しくなる。

 

ボトルの水をひと口飲んで、

「あー、生き返った。」

と思わずつぶやく。

夏のライドには、春や秋にはない景色があります。

暑いからと家にいるだけでは、この景色には出会えません。

 

 

alex-i.hatenablog.com

 


趣味は、少しずつ熟成させるくらいがちょうどいい

ロードバイクだけではありません。

私はテニスも長く続けています。

写真を撮るのも好きです。

どれも若い頃は、「もっと上手くなりたい」「もっと結果を出したい」という気持ちが強かった気がします。

もちろん、その気持ちは今もあります。

でも、それだけでは長続きしませんでした。

 

趣味は、一気にのめり込むより、少しずつ時間をかけて熟成させたほうが楽しい。

 

無理をしない。

でも、やめない。

 

その積み重ねが、気づけば人生のライフワークになっていました。

ロードバイクも同じです。

今年の夏も暑い。

きっと来年の夏も暑いでしょう。

だから私は、暑さとは勝負しません。

そんな夏を何年も繰り返しているうちに、不思議と去年より暑さに慣れ、去年より少し遠くまで走れるようになっていました。

無理をして頑張ったからではありません。

楽しみながら続けてきた結果でした。

 

ロードバイクは速く走ることだけが楽しさではありません。

季節とうまく付き合いながら、自分のペースで走り続けること。

夏には夏しか見られない景色があります。

 

無理をしないから、その景色までたどり着ける。

来年の夏もまた、

「ん〜、今日もいい感じに暑いっ!」

そう言いながらペダルを回せたら、それだけで十分幸せなんじゃないかと思っています。

ロードバイクは軽いほど速い?軽量化して分かった本当の効果

 

「ロードバイクは軽いほど速い。」

 

そんな話を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

私もそう思い、タイヤやTPUチューブを交換し、カーボンホイールへ交換するなど、少しずつ軽量化を進めてきました。

 

確かに走りは変わりました。

 

でも、実際に感じたのは「速さ」そのものではなく、少し違う効果でした。

この記事では、実際に軽量化を経験したからこそ分かった「変わったこと」と「変わらなかったこと」を、私自身の体験をもとにお話しします。

 


軽ければ速くなると思っていた

荒川サイクリングロードを走っていると、驚くようなスピードで追い抜いていくロードバイクがいます。

 

「もっと速くなりたい!」

「カッコよく疾走したい!」

 

ロードバイクを始めたばかりの頃は、それが一番の目標でした。

 

速くなるためには軽量化。

ロードバイクの世界では、そんなイメージがあります。

実際、「100g軽くするのに1万円かかる」と言われるほど、軽量化にはお金がかかる世界です。

だからこそ、「軽くすれば速くなる」と信じていました。


実際に軽量化してみた

私自身、

  • TPUチューブへ交換

  • タイヤ交換

  • カーボンホイールへの交換

と少しずつ軽量化を進めてきました。

その結果、確かに走りは変わりました。

 

👉TPUチューブについての記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


軽いことは、間違いなく「楽」

最初に感じたのは漕ぎ出しです。

ペダルが軽く回ります。

坂道も以前より脚への負担が少なくなりました。

向かい風でも、重たいものを引きずっている感覚が減りました。

当たり前ですが、

 

重いものを引っ張るより、軽いものを引っ張る方が圧倒的に楽です。

 

だから私は、軽量化そのものを否定するつもりはありません。

軽量化は、ヒルクライムや漕ぎ出しでは特に効果を実感しやすいと思います。

軽くなることには、間違いなく価値があります。

 


でも、劇的に速くなったわけではなかった

一方で、期待していたような変化は残念ながらありませんでした。

 

「平均速度が何km/hも上がる。」

そんな劇的な変化ではありません。

 

サイクリングロードでは、DHバーを装着して高速巡航しているライダーも見かけます。

軽量化したからといって、そういう人たちと同じように走れるわけではありませんでした。

ここで気付いたのです。

 

軽さは「楽」にしてくれる。でも「速さ」を決めるものではありませんでした。

 


本当に効果を感じたのは「軽さ」だけではなかった

軽量化を経験して、一番印象に残ったのは別のことでした。

タイヤ

私が最も変化を感じたのはタイヤです。

軽さ以上に、転がり抵抗の少なさ。

ペダルを止めてもスーッと進む感覚は、交換してすぐに分かりました。

私にとっては、「軽いタイヤ」よりも「よく転がるタイヤ」の方が効果が大きかったと感じています。

 

👉現在使用しているタイヤについての記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 

ホイール

ホイールも軽くなりました。

しかし、一番驚いたのは重量ではありません。

巡航速度を維持することが楽になったことです。

一度その感覚を知ると、元のホイールには戻れないと思っています。

 

👉現在使用しているホイールの記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 

 

体の使い方

以前は、「前傾姿勢を深くすれば速くなる」と思っていました。

確かに速度は出ます。

でも、それは長く続きませんでした。

腰が痛くなり、首や肩まで痛くなりました。

 

試行錯誤した結果、
今は骨盤を立てて楽に走る時間と、前傾してペースを上げる時間を使い分けています。

 

正解は一つではなく、自分に合ったフォームを見つけることの方が大切でした。

 

エンジン

そして最後は、やっぱり自分自身でした。

 

どれだけ高性能なパーツを付けても、それを使い切れるかどうかは自分次第。

経験を積み、無駄なくペダルへ力を伝えられるようになって初めて、機材の性能も生きてきます。

 

👉首と肩の痛みについての考察記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


軽量化には終わりがない

ロードバイクの軽量化には、正直ゴールがありません。

ホイールだけでも20万円、30万円クラスは当たり前にあります。

高価なモデルになると100万円を超えるものもあり、まさに青天井の世界です。

 

プロのレースでは、そのわずかな重量差や剛性、空力性能が勝敗を左右するのでしょう。

一方、私のようなホビーライダーはどうでしょう?

趣味ですから、「このホイールが欲しい」「このバイクに乗りたい」という気持ちにお金を使うのは、とても楽しいことです。

 

私自身もホイールを交換して後悔はしていません。

ただ、「もっと速くなりたい」という理由だけなら、一度立ち止まって考えてみてもいいと思います。

軽量化は、どこまでもお金をかけられる世界です。

だからこそ、自分がどこで満足するのか、自分なりの折り合いを付けることも大切なのではないでしょうか。

 

👉カスタムのタイミングについての記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


「速さ」の意味も変わった

以前は、サイクリングロードで追い抜かれるたびに悔しく思っていました。

 

もっと速くなりたい。

もっと軽くしたい。

 

そう考えていました。

でも今は少し違います。

10kmだけなら、もっと踏めます。

でも、私が楽しんでいるのは40km、80km、ときには100kmというロングライドです。

そんな距離を走るなら、最初から全力ではとてもじゃないけど最後まで持ちません。

私が求めているのは、レースのための速さではなく、

 

最後まで気持ちよく走り続けられる速さです。

 

ロードバイクに乗る理由も、速さだけではありません。

 

自分と向き合う時間。

風景が少しずつ変わっていく時間。

季節の移り変わりを感じる時間。

お気に入りのバイクやウェアで走る楽しさ。

 

もちろん、「今日は少し速く走ってみよう」と思う日もたくさんあります。

そんな日はそれこそ短距離を全身を使って目一杯踏む!ことにしています。

ガンガン上がるサイコンのスピードメーターを見るのは快感ですよね。

でも、それは目的ではなく、ロードバイクを楽しむ要素の一つ、なんです。

 


まとめ|軽さは買える。でも速さは育てるもの

軽量化には意味があるし、重要なことだと思います。

そもそも軽いロードバイクは、間違いなく楽です。

 

しかし、軽さだけで劇的に速くなるわけではありません。

本当に走りを変えてくれたのは、

  • 転がり抵抗の少ないタイヤ

  • 巡航しやすいホイール

  • 自分に合ったフォーム

  • そして少しずつ積み重ねてきた経験

でした。

 

軽量化は、お金で買えます。

でも、その軽さを「速さ」に変えられるかどうかは、自分次第です。

だから今の私は、新しいパーツを探す時間と同じくらい、

 

「今ある機材の性能を、どうすればもっと引き出せるだろう。」

 

そんなことを考えながら走る時間を楽しんでいます。

それこそが、私にとってロードバイクの一番面白いところなのかもしれません。

ロードバイクのタイヤ交換で心が折れそうになった話|焦りが一番の失敗だった

 

ロードバイクを始めた頃、タイヤは「減ったら交換するだけの消耗品」だと思っていました。

正直、交換作業そのものには何の興味もありませんでした。

面倒だから、お店にお願いすればいい。

そんなふうに考えていたんです。

 

ルック車に乗り始めた4年以上前、タイヤの寿命に合わせて交換をお店にお願いしました。

もちろん選んだのは、一番安いタイヤ。

「チューブも交換した方がいいですよ。」

そんなアドバイスも、「まだ使えるなら大丈夫だろう」と聞き流し、とにかくタイヤだけ交換しました。

 

今から考えると、なんとも怖い話です。

 

そして何より、タイヤ交換を自分で経験するチャンスを逃していたのは、本当にもったいなかったと思います。

 

それから4年以上。

本格的にロードバイクに乗り始めて2年半が経った今では、
自分でタイヤを選び、ネットで購入し、自分の手で交換しています。

 

これまで使ってきたタイヤは、

  • Continental GP5000
  • Vittoria Zaffiro Pro G2.0
  • Michelin Power Cup
  • Panaracer AGILEST DURO

どれも良いタイヤでした。

でも、一番印象に残っているのは走りではありません。

タイヤ交換でした。

 

 


GP5000で心が折れそうになった

最初に言っておきます。

GP5000は、本当に素晴らしいタイヤです。

「基準」と呼ばれる理由が、走り出してすぐに分かりました。

転がりは軽く、自然とスピードが伸びる。

 

「ロードバイクって、タイヤだけでここまで変わるのか!」

 

 

👉実際に現在使っているタイヤについては、**(Panaracer AGILEST DUROを2年使って感じたレビューはこちら)**で詳しく紹介しています。

alex-i.hatenablog.com

 

初めて履いた時は、本当に感動しました。

今でもタイヤは、ロードバイクのカスタムの中でも最もコストパフォーマンスが高いものの一つだと思っています。

だから、この先に書くことはGP5000を否定したいわけではありません。

むしろ、あのタイヤのおかげで「タイヤでここまで走りが変わるんだ」と知ることができました。

 

最後の10cmが入らない

でも、タイヤ交換では完全に心が折れそうになりました。

私が使ったタイヤの中では、GP5000が一番硬い印象でした。

 

最後の10cm。

どうしても、どうしても入らない。

 

ビードを中央へ落としてみる。

もう一度やる。

少し戻してみる。

また挑戦する。

それでも入らない。

泣きそうになる.....

 

目一杯力を入れたせいで腕はパンパン。

手も指も痛くなり、脂汗までジワッと出てくる。

 

「やっぱり俺には無理なのかな。」

 

そんなことまで頭をよぎりました。

本当なら、一度休憩すればよかったのでしょう。

でも、その時はそんな余裕はありませんでした。

ここまでやったんだから、一気に終わらせたい

その気持ちしかありませんでした。

「タイヤレバーは使わない方がいい」は知っていた

実は、タイヤレバーで最後はめるのは、できれば避けた方がいいことは知っていました。

記事でも動画でも見ていました。

でも、その時はもう切羽詰まっていました。

 

もうタイヤレバーしかない。

 

レバーは折れるんじゃないかと思うくらいしなる。

「本当にこれでいいのか……。」

 

そう思いながら力を掛けました。

今なら笑い話ですが、当時の私はGP5000に向かって、

もう入ってくれ……。

と本気でお願いしていました。

冗談ではありません。

手を合わせたくなるくらい、本気でした。

 

チューブを2本ダメにした

結果は見事に失敗。

チューブを噛み込み、交換直後に見事にパンク。

目の前真っ暗……いや、頭が真っ白か。

 

そのままにしておくわけにはいかないので、もう一度チューブを交換して最初からやり直しです。

でも、その頃にはもうヘトヘト。

頭もぼうっとしてきます。

なんとかタイヤをはめ終え、確認してみると、ほんの少しだけチューブがビードから顔を出していました。

 

本当なら、この時点でやり直すべきでした

 

でも、

これくらいなら大丈夫だろう。」

「またあの硬いタイヤを外すのは、もう嫌だ。」

そんな気持ちの方が勝ってしまいました。

 

結果はライド先でスローパンク。

タイヤを外してみると、やっぱりチューブを噛んだことが原因でした。

今なら当然だと思えます。

でも当時は、

「早く終わらせたい。」

その気持ちしかありませんでした。


タイヤ交換で一番危険なのは「早く終わらせたい」という気持ち

今でも思います。

タイヤ交換で一番危険なのは、

硬いタイヤでも、

知識不足でもありません。

 

「早く終わらせたい。」

 

という気持ちです。

タイヤレバーを使わない方がいいことも知っていました。

ビードを中央へ落とすことも知っていました。

チューブを噛んでいないか確認することも知っていました。

それでも失敗しました。

焦っていたからです。

疲れていたからです。

だから今は、少しでも違和感があれば一度手を止めます。

飲み物でも飲んで、少し休憩してからもう一度。

その方が結果的には早く終わることを、あの失敗から学びました。

 


失敗して覚えた、私なりのタイヤ交換のコツ

今では最後までタイヤレバーを使うことは、ほとんどありません。

もちろん、一度でうまくいくわけではありません。

私が意識しているのは、次の5つです。

  1. チューブには少しだけ空気を入れておく(丸ではなく、少し四角くなる程度)。
  2. TPUチューブは特に爪を使わず、指の腹で優しくリムへ収める。
  3. ビードをリム中央の溝へ「何度も」落とし直す。
  4. 無理に力で押し込まず、一度戻してやり直す。
  5. 最後は親指の付け根で、タイヤをホイールへ巻き付けるような感覚で押し込む。

 

👉TPUチューブを実際に使って感じたメリット・デメリットはこちら

alex-i.hatenablog.com

 

 

一番大事なのは、

一度で決めようとしないこと。

ビードを中央へ落としたつもりでも、まだ足りないことはよくあります。

そんな時は、

もう一度寄せる。

少し戻す。

また試す。

これを何度も繰り返します。

不思議なもので、それまで全く入らなかったタイヤが、ある瞬間に「スッ」と入ることがあります。

 

焦らず、騙し騙し進める

 

今では、それが一番の近道だと思っています。


知識だけでは身に付かない感覚がある

タイヤ交換の動画や記事はたくさんあります。

ビードを中央へ落とすことも、チューブを噛まないことも、調べればすぐに分かります。

 

でも、

どこまで力を掛けていいのか。

もう一度やり直すべきなのか。

今なら入りそうなのか。

こういう感覚は、やっぱり実際にやってみないと分かりません。

 

気が付くと私は、

「これでどうだ?」

「まだダメか。」

「もう一回やってみよう。」

そんな独り言を言いながら交換しています。

まるでタイヤと対話しているような感覚です。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、本当にそんな感じなんです。


タイヤは太い方が交換しやすいと感じている

これはあくまで私の経験ですが、

23Cより25C、

25Cより28C、

そして32Cになると、かなり交換が楽になりました。

一番細い23Cを交換した頃は、まだ経験も浅く、とても苦労した記憶があります。

現在、クロスバイクでは32Cを使っていますが、先日自宅でチューブ交換をした時は15分もかかりませんでした。

理由は正確には分かりません。

タイヤがしなやかに変形しやすいことや、チューブを収めるスペースに余裕があることが関係しているのかもしれません。


交換後に必ずやること

交換が終わったら、それで終わりではありません。

私は毎回、次の流れで確認しています。

  • バルブを上下に動かして、チューブを噛んでいないか確認する。
  • ビードを少しずつずらしながら一周確認する。
  • 少しだけ空気を入れてタイヤ全体を揉み、チューブのヨレを整える。
  • 30分ほど放置する(これは半分儀式です)。
  • 適正空気圧まで空気を入れる。
  • スローパンクがないか確認する。

その後も、いきなりロングライドには行きません。

まずは近所を4〜5km試走します。

さらに20〜30kmほど走り、合計100kmくらい問題なく走れてから

「今回は大丈夫そうだ。」

と安心するようにしています。


タイヤ交換もロードバイクの楽しみ

タイヤ交換は、自転車店へお願いする人もいます。

もちろん、それも一つの選択肢です。

でも私は、自分で交換する時間もロードバイクの楽しみの一つだと思っています。

 

新しいタイヤを箱から出して、

苦労しながらホイールにはめ、

空気を入れ、

近所を試走する。

 

「今日はどんな走りになるんだろう。」

そんなワクワク感があります。

 

タイヤは、ロードバイクのカスタムの中でも最もコストパフォーマンスの高いものの一つです。

 

👉一方で、走りの変化という意味ではホイール交換も非常に大きな効果がありました。(ホイール交換で感じた違いはこちら)

alex-i.hatenablog.com

 

 

最初は失敗しても大丈夫です。

私もチューブを2本ダメにしました。

ライド先でスローパンクも経験しました。

あの頃は、

「もうタイヤ交換なんてやりたくない。」

と本気で思っていました。

 

でも今は違います。

タイヤ交換は、面倒な作業ではなくなりました。

新しいタイヤを箱から出して、

ホイールにはめ、

空気を入れ、

近所を少し走る。

 

その時間まで含めて、ロードバイクの楽しさだと思っています。

 

もし今までタイヤ交換をしたことがないなら、一度だけでも挑戦してみてください。

最初はきっとうまくいきません。

でも、その失敗は次のタイヤ交換で必ず生きてきます。

そして気が付けば、

あなたもきっと、

タイヤと対話しながら交換しているはずです。

 

👉ロードバイクの装備は重要、優先順位を考えて揃えたい

alex-i.hatenablog.com

 

👉2年半乗って分かった愛車OLTRE RACEの本音レビューはこちら

alex-i.hatenablog.com

ロードバイクは完成車のままでいい?交換して分かったカスタムのタイミング



ロードバイクを購入すると、多くの人が一度は考えることがあります。

 

「このまま完成車の状態で乗り続けていていいのかな?」

「もっと速く走るためには、何か交換した方がいいのかな?」

「周りの人はホイールやパーツを変えているけど、自分もやった方がいいのかな?」

 

私もロードバイクを購入した当初は同じことを考えていました。

ただ、2年半乗った今思うことがあります。

 

それは、

最初からカスタムする必要はない

ということです。

 

むしろ、純正状態で乗った時間があったからこそ、その後の交換による違いを感じることができました。

現在、ロードバイクとクロスバイク合わせて月250〜300kmほど走っています。

年間では3000〜3500km程度。

その中で、交換して良かったもの。

逆に、あえて変えなかったもの。

そして、なぜその判断になったのか。

今回はそんな話を書いてみます。

 


最初はあえて何も変えなかった

私が購入したのはBianchi OLTRE RACEです。

購入直後は、あえて何も変更しませんでした。

 

理由は、

「まず純正状態のバイクを知りたかったから」

です。

ロードバイクは、購入するとすぐに色々なパーツが気になります。

軽いホイール。

高性能タイヤ。

カーボンパーツ。

でも、基準が分からなければ、交換した効果も判断できません。

まずは完成車の状態で乗る。

それが自分には合っていました。

実際、純正状態でも特に大きな不満はありませんでした。


最初に変えたのはタイヤとチューブ

購入後、500〜600kmほど走った頃。

少しずつ周りのロード乗りが気になるようになりました。

 

自分より速い人がたくさん!しょっちゅう追い越される!

 

もちろん、そこには年齢差やライディングの経験や技術の差があるのは明白。

とはいえ、私は年間10大会以上に出ながら競技としてテニスを長く続けていて、
練習も毎週欠かさずやっているため、体力・筋力だけでなく機材の違いがどれだけ影響するのか、が気になっていました。

 

だからこそ思いました。

「本当にそんなに大きな差がある?」

 

もちろん機材だけで速さが決まるわけではありません。

でも、ロードバイクの場合、タイヤやホイールなど走りに直結する部分の影響は大きい。

 

そう感じて最初に交換したのがタイヤでした。

 

純正だったVittoria Zaffiro Pro G2.0 28Cから、
Michelin Power Cup 28C+TPUチューブへ変更。

結果は、「別物」とまではいきませんでしたが、確実に変化!

 

転がりが軽い。

一漕ぎした時の進み方が違う。

同じ力でも少し楽に速度を維持できる。

 

そして何より、

「もっと乗りたい」

と思えるようになりました。

これは数字以上に大きな変化でした。

 

 

👉現在使っているタイヤについてはこちら

alex-i.hatenablog.com

 

👉TPUを長期間運用してます、関連記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 

 


逆に変えなかったものもある

ロードバイクは交換しようと思えば、ほとんどのものを交換できます。

でも、私はあえて変えていないものもあります。

 

それは、コンポーネント。

 

電動コンポや高級コンポには、今のところ興味がありません。

もちろん性能は高いと思います。

ただ、私はレースをしているわけではありません。

精緻な変速性能より、

  • メンテナンスしやすい

  • 自分で触れる

  • 構造が分かりやすい

という部分を重視しています。

 

電動コンポは便利だと思います。

ワイヤーの初期伸びや劣化による交換を考える必要がないメリットもあります。

ただ、バッテリー管理や、もし不具合が出た時に自分で触れる範囲が少なくなることも考えると、高額な投資をするよりは、今は機械式の方が自分には合ってると思っています。

 


ハンドルも交換しなかった理由

一時期、カーボンエアロハンドルに興味がありました。

ロングライド後に異常なぐらい肩が凝ったことがあって、友人に聞いたところカーボンハンドルにすると軽減する可能性ある........と聞いたからです。

 

軽量化。

振動吸収。

見た目もマッシブになるので、魅力はありありです。

 

でも考えました。

「今のハンドルに本当に不満があるのか?」

と。

 

振動吸収と言っても、純正ハンドルが使えないほど悪いわけではないのでは?

そもそも肩が凝ったのは、もっとリラックスしてライディングすれば良いのでは?

 

そこで衝撃吸収を謳うバーテープに変更して様子を見ることにしました。

肩凝りはリラックスすることによりかなり改善されました。

 


クロスバイクで学んだ、自分で整備する楽しさ

ロードバイクとは別に、クロスバイクも所有しています。

こちらは街乗り中心。

テニスに行く。

買い物に行く。

少し近所を走る。

雨や多少の汚れも、OLTRE RACEほど気を使わず使えます。

 

そして、このクロスバイクがメンテナンスの練習台になりました。

交換したものは、

  • タイヤ

  • TPUチューブ

  • チェーン

  • ブレーキワイヤー

  • シフトワイヤー

  • ブレーキパッド

  • ハンドル

  • プーリー

など。

 

特に面白かったのが、ワイヤー交換です。

交換後にリアディレーラーの変速がどうしても合わない。

 

何度調整してもうまくいかない。

 

何度もワイヤーの張りを確認したり、ディレーラーの細部もチェックしたりしましたが治りません。

そして行き着いたのは、ワイヤー固定部分の通し方がまずかったことでした。

ボルトを締めていても、微妙にワイヤーは動いていたんだと思います。

 

分かってしまえば簡単。

そしてその後は全く問題ないどころか、以前よりスムーズ。

自分で悩んで解決した経験は大きいです。

 

こういうアナログな部分が、自転車を触る楽しさだと思います。

ロードバイクを買ったことで、単に乗るだけではなく、機械として理解する楽しみも増えました。


現在のOLTRE RACEはこうなった

2年半乗った現在、OLTRE RACEは購入時とは少し違う状態になっています。

現在の構成は、

  • ホイール:Elitewheels EDGE50

  • タイヤ:Panaracer AGILEST DURO 28C

  • チューブ:CYCLAMI TPUチューブ

  • サドル:SMP VT30

です。

ただ、最初からこの状態を目指していたわけではありません。

 

純正状態で乗る。

タイヤを変える。

チューブを変える。

ホイールを変える。

 

その時々で、

「もう少しこうしたい」

と思った部分を変更してきました。

逆に、必要性を感じなかったものは変えていません。

これが2年半乗って分かった、自分なりのカスタムの考え方です。


最後にたどり着いたホイール交換

そして最後に考えるようになったのがホイール交換でした。

 

ロードバイク購入当初は、

「ホイールに何十万円もかける意味があるのか?」

と思っていました。

 

でも乗り続けると、自分の走り方や不満点が見えてきます。

そこで選んだのがElitewheels EDGE50でした。

交換直後は正直、

「思ったほど変わらない?」

という印象でした。

 

でも半年以上乗って評価は変わりました。

30km/h付近からの巡航維持。

登り。

長距離後の疲労感。

こうした部分で違いを感じています。

 

👉EDGE50の記事はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


まだ完成ではない。これから試したいこと

2年半乗った今でも、OLTRE RACEはまだ完成形ではありません。

ただ、以前のように「速くなるためなら何でも交換したい」という感じではなくなりました。

今後やってみたいことは、どちらかというとメンテナンスや理解を深める意味合いが強いです。

シフトワイヤー交換

まず考えているのがシフトワイヤー交換です。

これは性能アップというより、寿命対応。

特にリア側は使用頻度も高く、いつか交換が必要になります。

クロスバイクではシフトワイヤー交換や調整を経験しましたが、ロードバイクではまだ未経験。

自分のバイクで作業することで、さらに構造を理解できると思っています。

ブレーキパッド交換

もう一つ挑戦したいのがブレーキパッド交換です。

クロスバイクではブレーキ周りの調整も経験していますが、OLTRE RACEはディスクブレーキ。

パッドを外したこともありません。

もちろん構造は調べています。

でも、自分で作業して初めて分かることは多いと思います。

「交換する」だけではなく、どういう仕組みで動いているのか理解する。

そこも自転車を触る楽しさだと思っています。

プーリー交換

そして、少し遊び要素があるのがプーリー交換です。

クロスバイクではセラミックベアリングのプーリーに交換しました。

劇的に速くなるわけではありません。

でも、

・見た目が変わる
・少し気分が上がる
・ペダリングが少し軽く感じる

こういう小さな変化が楽しい。

OLTRE RACEにも、そのうち色付きのプーリーを入れてみたいと思っています。

ロードバイクは性能だけではなく、自分の好みに合わせていく楽しみもあると思っています。

 


まとめ:カスタムするタイミングは「必要になった時」

ロードバイクはカスタムも楽しみの一つです。

 

でも最初から全部交換する必要はありません。

 

まず乗る。

距離を重ねる。

自分の不満や目的を知る。

その時に必要なものを変える。

 

その方が、交換した時の感動も大きいと思います。

完成車は未完成なのではありません。

そこから自分の乗り方に合わせて育てていく。

それがロードバイクの楽しさの一つだと思います。

EDGE50で683g軽量化。半年乗って分かったホイール交換の効果


「ホイールを変えるとロードバイクは別物になる」

ロードバイクに乗っていると、そんな言葉を一度は目にすると思います。

正直、自分も期待していました。

 

30km/h巡航を維持できるようになりたい!

もう少し楽に走りたい!

 

そんな思いから、ちょっと奮発してFulcrum 818から、
カーボンディープホイールのElitewheels EDGE50へ交換しました。

重量差は前後合計で683g。

ホイール単体で35%近い軽量化で、数字だけ見ると、かなり大きな変化。

 

「これで俺のロードバイクも一気に別物になる!」

 

とても強く期待し、ワクワクしていました。

しかし、最初の感想は意外なものでした。

 

あれ?思ったほど変わらない......

 

でも、半年以上、1000km以上乗った今、その評価は変わっています。

結論から言うと、

ホイール交換は交換直後より、乗り続けた後に分かる変化だった

ということです。

 

👉ちなみに、このEDGE50を装着しているバイクはBianchi OLTRE RACEです。購入から2年以上乗って感じたことはこちらの記事にもまとめています。

alex-i.hatenablog.com

 

 


交換直後の感想。683g軽くなっても「別物」ではなかった

もちろん変化はありました。

 

踏み出しは軽い。

加速も軽い。

 

登りや向かい風でも楽になった感覚はあります。

ただ、期待していたほどの劇的な変化ではありませんでした。

カーボンディープホイールにすればすごく速くなる!ってわけにはいきませんでした。

 

「ホイールを変えるとロードバイクは別物になる」って話は嘘なのか?

 

むしろ、自分の場合は最初から付いていたタイヤをハイエンドタイヤへ交換した時の方が、感動は大きかったです。

ここは少し意外でした。

ホイールは価格も大きい投資です。

だからこそ「もっと変わるはず」という期待値が高くなっていたのだと思います。

 

👉ロードバイクではホイールだけでなく、タイヤによる変化も大きいと感じています。タイヤ交換についてはこちら。

alex-i.hatenablog.com

 


半年・1000km以上乗って分かった、本当の効果

ところが、長く乗ることで印象が変わりました。

一番違いを感じたのは、

 

長距離を走った後の疲れ方が変わった

 

です。

 

60km以上のライド。

以前なら後半で脚が重くなる場面でも、まだ余裕が残っている。

脚が売り切れにくい。

速くなったというより、

「同じ速度を楽に維持できる時間が増えた」

という感覚です。

これが、交換直後には気づかなかったEDGE50の一番大きなメリットでした。


巡航が楽になる、という意味が少し分かった

ホイール交換前は、

「軽くなったら坂が楽になる」

というイメージでした。

特に荒川サイクリングロードでは向かい風になることも多いので、軽さの恩恵を感じる場面があります。

 

でも実際に感じたのは、むしろ巡航時。

速度が上がれば上がるほど、維持するのが楽に感じます。

初めて感じたのは、追い風を利用して30km/h以上出ている時。

バイクが先に進んでいくような感覚。

これは、以前のホイールでは味わったことがない感覚でした。

 

そこで気がついたんです。

ある程度までの速度域、
特に30km/hぐらいまでは自分でしっかり踏み込まないといけないのですが、
その後の巡行は助けてくれる、って感覚だと。

 

単純にホイールを交換しただけで速くなるのではなく、
ある程度の速度域まで持っていく脚力・体力があって初めて、
恩恵にあずかれるものなんだと感じています。

 


EDGE50に交換して気づいた、意外なメリット

EDGE50に交換して変わったのは重量だけではありません。

Fulcrum 818の内幅は19mm。

EDGE50は21mm。

この違いで28cタイヤとの相性が良くなったと感じています。

見た目も自然にリムとタイヤがつながり、ロードバイク全体がよりレーシーになりました。

 

そして予想外だったのが、タイヤ交換のしやすさ。

内幅が広いことで、チューブがリム内に収まりやすい

装着時にチューブが逃げにくく、噛み込みのリスクも減ったように感じます。

これは性能とは別ですが、メンテナンス性としてかなり大きなメリットでした。

 

次は30cタイヤも試してみたいと思っています。

エアボリュームを増やせば、さらに快適性が上がるかもしれません。

 

👉ちなみに現在はTPUチューブも使用しています。軽量化という意味では、ホイール交換とは違った方向の変化がありました

alex-i.hatenablog.com

 


50mmハイトとラチェット音。所有する楽しさも増えた

EDGE50に交換して、一番分かりやすく変わった部分。

それは見た目です。

 

50mmハイトのホイールの存在感は嬉しい!

 

ロードバイク全体が一気にレーシーになりました。

 

そしてラチェット音。

 

これは好みが分かれる部分ですが、自分は好きです。

静かなホイールが良いという人もいると思います。

でも、走っている時に後ろから聞こえる音は、所有する楽しさにつながっています。

速さとは関係ありません。

でも、また乗りたいと思わせる要素の一つです。


高級カーボンホイールなら、もっと別物になるのか?

では、もっと高価なホイールならどうなのか。

 

例えばレースで使われるような高級カーボンホイール。

当然、違いはあると思います。

軽さ、剛性感、空力、回転性能、所有感。

ただ、ホビーライダーの場合、その差額分をどこで感じるかだと思います。

レースで1秒を削るなら、その差は大きい。

そしてその1秒を叩き出す脚力があれば効果は大きい。

 

でも、少なくとも自分のように週末にロングライドを楽しむなら、
EDGE50の性能は十分すぎるものだと思います。

 

「もっと高いホイールが欲しい」

より、

「もう鉄下駄には戻れない」

という結論になりました。


Elitewheels EDGE50をおすすめしたい人

👉EDGE50、タイヤ、TPUチューブへの変更を含めて、現在のOLTRE RACEの乗り味になっています。

alex-i.hatenablog.com

 

 

  • ロングライドを楽しむ人

  • 巡航速度を楽に維持したい人

  • タイヤ交換を少しでも楽にしたい人

  • 見た目をレーシーにしたい人

ホイール交換は、交換した瞬間に世界が変わるものではありませんでした。

でも、半年乗った今なら言えます。

速くなるためだけではなく、

長く楽しく走るための投資だった と。

ロードバイクの装備は全部揃えなくていい。2年半乗って分かった優先順位

 

ロードバイクを始めると、

「まずはこれを揃えよう!」
「初心者におすすめ20選!」

そんな記事をたくさん見かけます。

 

とはいえ、一度にお金をたくさん使うのは大変!

そもそもロードバイク本体にお金を使っているわけですから。

 

自分もそうでした。

模索しながら段階的に揃えていったのですが、

 

「これはもっと早く買えば良かった」

 

と思うものもあれば、

 

「高いお金を出さなくても十分だったな」

 

と思うものもあります。

 

今回は、2年半ロードバイクに乗ってきた自分が感じた、

お金がかかってもすぐに揃えるべき物と、そうでない物

を正直に書いてみます。

 

結論から言うと、ロードバイクの装備は最初から全部揃える必要はありません。

まずは安全に走るための装備。

次にトラブルに対応するための装備。

そして最後に快適性や走行性能を上げる装備。

そんな順番で十分だと思っています。

 


まずは安全に走るための装備

フロアポンプ

これはロードバイクを買ったその日から必要!

 

ロードバイクは空気圧管理が非常に重要な乗り物です。

空気圧が低いと走りが重くなるだけではなく、リム打ちパンクなどのリスクも高くなります。

最初は高価なものでなくて構いません。

フレンチバルブ対応で、できればPSIやBar表示のあるメーター付きのものなら十分です。

高級パーツを買う前に、まずは毎回空気を入れる習慣を作る方が大事だと思います。

 

 

👉フロアポンプの重要性と空気圧管理についてはこちら

alex-i.hatenablog.com

 


ヘルメット

これは説明不要の必需品です。

 

個人的には最低でも(定価ベースで)1万円以上のものをおすすめします。

ロードバイクを始めた頃、ある自転車系YouTuberが落車した動画を見ました。

その動画ではヘルメットが見事に割れていました。

正直かなり衝撃的でした。

ところが本人は病院で検査を受けた結果、大きな問題はなかったそうです。

その時、

「ヘルメットって本当に頭の代わりに壊れてくれるんだな」

と実感しました。

自分はその動画がきっかけで、その人と同じメーカーのヘルメットを購入しました。

幸い今まで大きな事故はありません。

でも、だからこそ今後も定期的に買い替えていきたいと思っています。


グローブ

実は最初はグローブをしていませんでした。

なくても走れると思っていたからです。

ところが職場の同僚にこう言われました。

「落車した時に最初につくのは手ですよ。素手だとザクロになりますよ

その一言で納得しました。

それ以来、街乗りでも必ずグローブをしています。

安全面はもちろんですが、汗でハンドルが滑るのを防いでくれますし、長時間乗った時の疲労も軽減してくれます。

高価なものは必要ありません。

自分は2,000円程度のものを使っています。


できれば1か月以内に揃えたいもの

パンク修理セットとパンク修理の勉強

最初は持っていませんでした。

ところが、これも先輩ローディから言われました。

 

10km先でパンクしたらどうする?押して帰るの?」

 

その時は、

「確かに・・・」

としか言えませんでした。

近くに自転車店があるとは限りません。

ロードバイクに乗る以上、パンクはいつか必ず経験します。

予備チューブ、タイヤレバー、携帯ポンプまたはCO2ボンベ。

最低限これだけは持っておきたいところです。

そして持つだけではなく、実際に使えるようになっておくことも重要です。

 

👉TPUチューブに関する考察はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


チェーンメンテ用品

ロードバイクの性能を上げる方法はたくさんあります。

タイヤを変える。

ホイールを変える。

軽量パーツを導入する。

 

でも、コストパフォーマンスで考えたらチェーンメンテナンスは別格です。

 

ロードバイクを始めた頃は、

「チェーンを掃除して本当に変わるの?」

と思っていました。

でも実際にやってみると違いました。

 

よく整備されたロードバイクは本当に静かです。

チェーンを洗浄して注油すると、スルスルと無駄なく回る感覚があります。

音も減ります。

ペダルも軽く感じます。

そして何より気持ちがいい。

自分はライド前日にチェーンを綺麗にすると、翌日のライドが少し楽しみになります。

 

👉タイヤについての考察はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


六角レンチ

ロードバイクは思っている以上に六角レンチを使います。

 

サドル調整。

ハンドル調整。

ボトルケージ取付。

サイコンマウント取付。

 

気付けば何かにつけて使っています。

また、ボルトは振動で少しずつ緩んでくることもあります。

あまり安価なものは精度が悪く、ボルトを傷める原因にもなります。

1,500~2,000円程度のしっかりしたものを一セット持っておくのがおすすめです。

 

👉工具についての困った話はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


乗るのが楽しくなってきたら揃えたいもの

ウォーターボトルとボトルケージ

最初はペットボトルでいいと思っていました。

でも実際に走ると、蓋を開けて飲むのが意外と面倒です。

サイクルボトルは握るだけ。

飲みたい時にすぐ飲めます。

本当によく考えられています。

特に夏場は優先度が高い装備です。

自分はCAMELBAKのボトルを使っていますが、2年以上経った今でも現役です。


サイクルコンピューター

最初はスマホアプリで十分だと思っていました。

でも買って初めて分かったことがあります。

 

距離はモチベーション!

 

今日は何km走ったのか。

今月は何km走ったのか。

数字で見えると走る理由になります。

 

そしてもう一つ。

 

ケイデンス!(これの方が重要だと今は思っています)

 

サイコンを買うまで、正直ケイデンスなんて気にしたこともありませんでした。

でも実際には体力配分やペース配分に非常に重要でした。

今ではサイコンなしでロングライドすることは考えられません。

 

👉サイコンについてもっと詳しい実体験はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


ビブショーツ

最初は正直、

「なんで肩紐付きなんだろう?」

と思っていました。

ところが使ってみると理由が分かります。

 

まずお腹を圧迫しません。おそらくこれが一番のメリットです。

冬は意外と暖かいです。

そして何よりお尻が楽です。

 

逆に普通のレーパンやズボンタイプは、

お腹を圧迫する

ズレる

冷える

という問題があります。

もちろん欠点もあります。

トイレが少し面倒です。

でも、それを差し引いてもビブショーツの方が快適です。

今ではこちらしか履いていません。


サイクルジャージ

これも最初は少し抵抗がありました。

いわゆるピチピチの服ですから。

 

でも一度着て走ると印象は激変!

 

体の横を流れる空気を感じます。

スピード感も増します。

たぶん時速数km分以上の違いを感じました。

ピチピチであるのにはやはり理由があります。

 

「ロードバイクってこういう乗り物だったのか」

と思ったのを覚えています。

 

その時点で、ピチピチかどうかなんてどうでもよくなりました。

背中のポケットも非常に便利です。

補給食やスマホを入れる場所として優秀です。


バイクに慣れてからでいいもの

タイヤ

タイヤは走りを劇的に変えます。

おそらく最初にできる最もコスパの良いカスタムだと思います。

 

でも最初の半年くらいは純正タイヤでいいと思っています。

まずはそのバイクを手懐けて、体の一部にしてしまうことがより大切だからです。

その上で、満を持して!、少し良いタイヤにアップグレードをおすすめです。

 

転がり。

グリップ。

安心感。

 

全てが変わります。軽く時速数キロ変わります。

純正タイヤからハイエンドの定番、GP5000に変えたときは感動した覚えがあります。

そのとき自分の感想は、

「ずるいな!」

「周りのローディたち、こんな凄いタイヤ履いてたのか。どうりで速くて余裕があるわけだ」

でした。

 

👉タイヤに関する実体験はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


TPUチューブ

これも感動したパーツの一つです。

 

とにかく軽い

 

走り出しが軽くなります。

坂道や特に向かい風が楽になります。

 

そりゃそうで、ブチルチューブと比較すると、前後で200g近く変わるんですから。

そして個人的にはロードノイズも軽快になったように感じています。

少しレーシーな雰囲気に!

気のせいかもしれませんが、自分は結構好きです。

 

👉TPUチューブの運用体験はこちら

alex-i.hatenablog.com

 


ビンディングペダルとシューズ

これも急ぐ必要はありません。

フラットペダルでも十分楽しめます。

実際、自分もそうでした。

 

ただ、長距離を走るようになると話は別。

これも同僚から、

「買うならSPD-SLの方がいいよ」

と言われて導入しました。

最初は違いも分かりませんでした。

 

でも使ってみると固定感が全く違います。

足の位置がズレません。

ダンシングも安心です。

長距離になればなるほど疲労感の差を感じるようになりました。


最後に考えればいいもの

ホイール

自分は昨年末にカーボンディープホイールを購入しました。

 

約10万円。

 

ロードバイクを始めた頃の自分なら驚く金額です。

確かに軽いです。

巡航も楽になります。

見た目も最高です。

満足度は非常に高いです。

 

でも、

ロードバイクを始めた初日に必要かと言われれば全くそんなことはありません。

むしろ、

ロードバイクの楽しさを知る。

メンテナンスを覚える。

自分の走り方を知る。

そういう経験を積んでから選ぶ方が満足度は高いと思います。

 

その頃には、

どんなホイールが欲しいのか。

どれくらいの予算をかけたいのか。

自然と分かるようになっています。

ホイールは、ロードバイクの楽しみ方を覚えた人へのご褒美みたいなものかもしれません。


今もう一度ロードバイクを始めるなら

もし今の知識を持ったまま2年半前に戻れるなら、

まず買うのは、

  • フロアポンプ

  • ヘルメット

  • グローブ

そして、

  • パンク修理セット

  • チェーンメンテ用品

  • 六角レンチ

次に、

  • サイコン

  • ビブショーツ

  • サイクルジャージ

  • ボトルとボトルケージ

その後、

  • タイヤ

  • TPUチューブ

  • ビンディングペダル

最後にホイールです。

 

ロードバイクは装備を最初から全部揃える必要はありません。

乗りながら必要なものを一つずつ揃えていく。

失敗したり、遠回りしたりしながら少しずつ知識を増やしていく。

それもロードバイクの楽しみの一つだと、2年半乗った今は思っています。

 

👉Bianchi OLTRE RACEの長期レビューはこちら

alex-i.hatenablog.com

 

ロードバイクで首と肩だけ痛い。2年半乗って分かった原因と今の結論

ロードバイクに乗り始めて2年半になります。

今から思い返してみると最初は、脚も、お尻も、腰も、とにかく全部痛かった!

それでも「走る爽快感」・「遠くまで行ける達成感」・「自分一人の自由な時間を過ごすこと」に魅力を感じて乗り続けました。

ペダリングを見直し、機材を変え、ポシションと姿勢を工夫していくことで、少しずつ身体の痛みは減っていきました。

最初に改善したのは脚の疲労でした。

ペダリングを見直すことで、長距離でも脚だけが先に終わることはほとんどなくなりました。

その後、お尻と腰もサドルや姿勢を見直すことでなんとかクリア。

今では100km近い距離でも走れるくらいには良くなっています。

 

ところが、最後まで残ったのが首と肩の痛みです。

特に70kmを超えたあたりから首と肩が重くなり、ライド後には腕までだるくなります。

この記事では、ロードバイクを始めてから2年半、自分なりに試行錯誤して分かったことをまとめてみようと思います。

 


自転車を始めた頃は、とにかくお尻が痛かった

私がロードバイクの世界に入ったきっかけは、家を出た次男が置いていったルック車でした。

最初は片道10kmほどのテニスコートへ向かう程度。

服装も普段着かテニスウェアです。

その頃は、お尻が本当に痛くて仕方がありませんでした。

「お尻が割れる」という表現が大げさではないくらい痛く、ライド後数日は痛みが残ってました。

そんな時、最初からついていたサドルがかなり傷んできたのを発見。

だったら「ロードバイクにつけても野暮ったくない形で柔らかいものを!」とアマゾンで物色。

とはいえそれほどお金をかける気もなく、というかサドルそのものの知識もなく価値もわからないため、ものは試しで2,000円くらいの少し柔らかいサドルに交換しました。

ロードバイクの世界では柔らかいサドルはあまり評価されませんが、当時の私には劇的な効果がありました。

なんとか片道10kmを、テニスウェアに数キロの重さのバッグを背負って走れるようになったのです。

もちろん、それでも痛いものは痛かったのですが、「少しでも楽になる」という経験ができたのは大きかったと思います。

 

 

▶︎最終的には、サドルそのものよりも姿勢の方が重要だと感じるようになりました。そのきっかけになったのがSMPサドルです。

alex-i.hatenablog.com

 


最初に解決したのは脚の疲労でした

ルック車から乗り換えた頃、60kmくらい走ると大腿四頭筋が攣ることがありました。

ライド後半、あと家まで数キロってところで両足がペダリング中に攣る攣る!

 

完全に太ももの力だけでペダルを踏んでいたのだと思います。

そこでペダリングを見直しました。

私の場合、効果があったのは、

  • ペダルに体重を乗せること
  • 引き足を少しだけ意識すること

の2つです。

 

ただ、最初は「引き足」を勘違いしていました。

積極的に足を引き上げてしまい、今度は臀筋ばかりが疲れてしまったのです。

結局、自分には、

「引く」というより、「反対側のペダルの邪魔をしない程度」

がちょうど良かったようです。

今では、脚だけが先に終わってしまうことはほとんどなくなりました。


お尻と腰は、SMPサドルが姿勢を教えてくれました

距離が伸びるようになると、今度はお尻と腰が気になり始めました。

私はもともと腰に持病があり、特に右側だけ痛くなりやすい体質です。

テニスを長くやっているので、身体の左右差も多少あるのかもしれません。

 

YouTubeなどを見ると、

「骨盤を倒して乗る」

という人もいれば、

「骨盤を立てて、お腹の前にボールを抱えるように」

という人もいます。

 

正直、真逆のことを言っているように感じて、何を信じればいいのか分かりませんでした。

そんな時に出会ったのがSMPサドルです。

最初は5kmも走れないほど痛く、失敗したと思いました。

それでも半年ほどかけて、高さや前後位置、角度を何度も調整しました。

その結果、自分には少し骨盤を立て気味にした方が合っていることが分かりました。

また、

  • 短距離でスピードを出したい時は少し寝かせる。
  • ロングライドでは少し立て気味にする。

そんな使い分けも、自分なりに見えてきました。

私にとってSMPは、快適なサドルというより、

「自分に合った姿勢を教えてくれたサドル」

だったように思います。

 

▶︎中古のSMP EXTRAから始まり、VT30へ。半年かけて高さ・前後位置・角度を調整した記録はこちらです。

alex-i.hatenablog.com

 


最後まで残ったのが首と肩の痛みでした

脚も、お尻も、腰も改善しました。

それなのに、70kmを超えると首と肩だけは痛くなります。

 

最初の頃を思い返すと、私は前を見ようとして、首だけを持ち上げていました。

顎を突き出すような姿勢です。

 

これをやめて、

「頭だけを持ち上げるのではなく、身体全体で自然に支える」

「顎を引いて上目づかい、首の付け根は変に曲げない」

ことを意識するようになってから、かなり楽になりました。

少し背筋には負荷がかかりますが、首だけで頭を支えるよりはずっと良かったと思っています。

 

この時ちょっと工夫したのはサングラス。

普通のスポーツサングラスだと、上目遣いをした時にフレームの上から前を見る形になってしまいました。

それを避けようとして、つい頭を持ち上げてしまう。

今思えば、それも首が痛くなる原因の一つだったのかもしれません。

耳の後ろにサングラスを固定するようなシリコン製のプラグ(100均)も使ってみましたが、思うような装着感になりませんでした。

結局、レンズの大きいサングラスを買って解決!そして満足!

これからサングラスを買う人、新調する人は是非大きいレンズを選ぶことをお勧めします。

 


左肩だけ、なぜか力が入っていました

肩についても、不思議な癖がありました。

乗り込むようになってから気付いたのですが、
なぜか左肩だけを少し内側に捻るようにして乗っていたのです。

理由は今でも分かりません。

ただ、その癖を意識して、

できるだけ肩の力を抜いて乗る

ようにしてから、肩の疲れはかなり改善しました。

とはいえ、70kmを超えるロングライドでは、まだ課題として残っています。


ハンドル落差は、見た目より「逃げ場」を残す方が大切でした

ロードバイクに乗り始めると、

「サドルを高く、ハンドルを低くした方が格好いい」

と思う時期がありました。

いや、今でもそう思います。

そして私も実際に、ハンドル落差を大きくして乗っていたことがあります。

確かに、深い前傾姿勢は取りやすくなります。

しかし、その代わりに首や背中への負担は大きくなりました。

そして一番困ったのは、

 

疲れた時に楽な姿勢へ逃げられなくなることです。

 

今は、

前傾姿勢を深くしたければ、腕を少し畳めばいい

と考えています。

最初からハンドルを下げすぎると、休める姿勢がなくなってしまう。

私には、その方が長距離では辛く感じました。

 

 

▶︎エアロロードに乗り換えた当初は、もっと前傾を深く取ろうとしていました。100km走って初めて気づいたことを別の記事にまとめています。

alex-i.hatenablog.com

 


「腕は添えるだけ」は、私には少し違いました

ロードバイク界隈で、

「腕は添えるだけ」

という話をよく聞きます。

 

もちろん、腕だけで身体を支えるのは良くないと思います。

でも、実際に走ってみると、私は少し違和感がありました。

もし本当に添えているだけなら、段差でハンドルから手が外れてしまいそうです。

外れたら落車の危険!と思っています。

スプリントをする時だって、やはりハンドルはしっかり握ります。

 

とはいえ、肘を少し曲げた状態を意識していた頃は、今度は二の腕がパンパンになりました。

逆に上体で支えるようにすると、首や背中、腰が疲れてきます。

うーん、どうすれば....と試行錯誤しました(いまだに)

 

今の私の結論は、

腕・体幹・サドル・ペダル、この4つで荷重を分散することが大切

ということです。

まだ答えは出ていませんが、そのバランスを探している途中なのだと思っています。


70kmを超えると、ポジションだけでは解決しない気がしています

最近感じているのは、首や肩の痛みは、単純なポジションだけの問題ではないということです。

70kmくらいまでは、多少適当に走っても何とかなります。

ところが100kmに近づいてくると、疲労でフォームが崩れてきます。

 

サドルにどっかり座ってしまったり。

逆に腕で支えようとしてしまったり。

 

そのバランスが崩れることで、首や肩にも負担が集まってくるのではないかと感じています。

だから最近は、

「どう速く走るか」より、「どう疲れずに走るか」

を考えるようになりました。

休憩のタイミング。

水分補給。

そして補給食。

 

ロングライドでは補給食の定番と言われますが、実は私は甘いものがあまり得意ではありません。

というか、羊羹が特に苦手。

それでも、と思って小さいサイズにしてみたり、塩羊羹にしてみたりと工夫しましたが、結局今は携行してません。

 

100kmクラスになると、このあたりももっと真剣に考えた方が、結果的に首や肩も楽になるのではないか。

そんなことを最近は考えています。

 

 

▶︎タイヤの空気圧も、身体への負担を意外と左右する要素でした。私はかなり試行錯誤しました。

alex-i.hatenablog.com

 


今の結論

ロードバイクを始めた頃は、本当に全部痛いものでした。

脚も、お尻も、腰も、首も、肩も。

2年半かけて、

  • 脚はペダリングを見直して改善しました。

  • お尻と腰は、SMPサドルと姿勢の見直しでかなり楽になりました。

  • 首も肩も、以前よりはずっと良くなりました。

それでも70kmを超えると、まだ首と肩、そして腕に疲れが残ります。

ロードバイクに、誰にでも当てはまる正解はないのかもしれません。

少なくとも私にとっては、

自分の身体と自転車の折り合いを、2年半かけて少しずつ付けてきた。

そんな時間だったように思います。

 

そして今になって感じるのは、

首や肩だけを直そうとしても、おそらく答えは見つからないということです。

ペダリングも、姿勢も、サドルも、腕の使い方も、補給も。

全部が少しずつつながっていて、その積み重ねがロングライドを楽にしてくれるのだと思います。

だから今は、

「どう速く走るか」よりも、

「どうすれば100km走っても疲れず、最後まで気持ちよく走れるか」

その答えを、まだ探している途中です。

 

◾️あわせて読みたい


▶︎SMPサドルは私のポジションを矯正してくれた。EXTRAとVT30で学んだ半年間

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▶︎エアロロードで100km走って感じたこと

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▶︎ロードバイクの空気圧、結局どこに落ち着いたか

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▶︎TPUチューブを使い続けて分かったメリット・デメリット

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▶︎GP5000とAGILEST DUROを使って感じた違い

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