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給食のパンを持ち帰った教諭、「もったいない」だけど

 

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D750 + Ai Micro-Nikkor 55mm f2.8

 

廃棄予定だったパンなど学校給食の残り、約31万円分を長期にわたって持ち帰った、堺市定時制高校の60代教諭を、市教委が減給3カ月の懲戒処分とした。

 

「もったいない」

 

確かにそうだと思う。

日本は食品ロスが多すぎる。

大量に作って余らせる。

コストとしてもその方が有利なこともあるだろう。

過当競争に勝つための手段でもある。

学校給食においてはそうはならないと思うが、それでも余分は余分。

もったいない、国民全員がそう思う。

 

 

でもそれと「持ち帰る」のは別だ。

そうしたいなら、ちゃんと手続きをすればいい。

もし申請が受理されなければ諦めるしか無い。

学校の立場からすれば、廃棄予定のものから食中毒など衛生面でのトラブルがでることは絶対に避けたい。

市立の高校であっても、評判が落ちたら大変なことだし、お上からのお咎めだって免れないだろう。

60代になって、そんな社会の構図を知らないわけはないだろうから、わかった上で短絡的に自分の食費を浮かせていたのだろうか。

 

 

ちょっとお粗末。

懲戒処分もやむないだろう。

ただし、食品ロスの問題には改めてスポットを当ててほしい。

これから正月。

どうしても食品ロスが増える時期にして、我々一人一人も気をつけたいものだ。