D5600 + Auto NIKKOR-S 50mm f1.4
「有名税」のひとつかもしれない。
ジュニア時代のお金のない時期に、父親が娘二人にコーチをつけた。
クリストファー・ジーン氏。
2011年当時にどのくらいの資金状況であり、どの程度のコーチであったのかはわからないが、毎日のようにコーチしてもらって300ドル/月との報道から、結構生活も苦しく、とりあえずのコーチであったような感じがする。
ジュニア育成には400〜500万円/年かかるといわれているから、1/10以下だ。
契約書のコピーも報道されているが、サインは大坂なおみの自筆ではなく、それ自身は無効である可能性が高い。
しかしジーン氏からしてみたら、当時未払いでも面倒見てやったし、無効であると言われるであろうが、契約書もあるわけだし、取れるものは取っておきたいと思うだろうな。
でも要求は2億円とのことだから、大坂サイドは弁護士を用意して、どうやら戦う様子らしい。
ちょっとジーンさん、行き過ぎではないか?
ジュニアの時に面倒見てあげた、しかもほとんど無償で、ではあるが、有名になったこの時期になにも法外な金額を請求するなど、世論を敵に回すことは見え見え。
大坂側が戦えば、勝てる見込みはゼロ。
負けるのがわかっていて、売名行為?
そうだとしても、どんなところにメリットがあるのだろう。
大坂なおみをコーチしていたということを世間に知らしめる?
でもこんな形で話題になっても、テニスコーチ業は続けていけないのではないかな。
最後はどうなるのだろう。
まだ遅くはないから、俺ならきっと、2億円との請求をしたが、未払いがありそれでも将来性を見込んで支援したこと、そして時間が経過してしまっていること、無効に近いとはいえ契約書もあるがこれを盾に面倒な自体を起こすつもりはない......とするけどな。
正確にはわからないが、コーチをしていたのは2年間ぐらいらしいので、24ヶ月とすると、7200ドル=80万円ぐらいか。
それに利子や契約書の問題もあるので、せいぜい500〜600万円程度で手を打てば良いのに。
穏便に、懐の広いところを見せれば、そこそこの腕であってもテニスコーチとしてこれからもやっていけるのではないか。
アメリカ人はそこのところドライなんだろうな。
彼もそもそも裕福ではなく、目の前に大金を掴むチャンスがあれば、何が何でもしがみつくのかもしれない。
今後の展開をちょっと見守りたいが、こんなことに足を引っ張られず、間近に迫りつつあるローランギャロスに向けて準備をしてもらいたいところ。