D5600+Tamron SP 90mm f/2.8
テニス、USオープン。
第一シードの大坂なおみは、3回戦で地元のココ・ガウフと対戦。
1セット目こそ競ったが、2セット目は貫禄を見せつける形で圧倒。
6−3、6−0の勝利となった。
相手のガウフとはどうやら知り合いのようで、練習も共にやったことがある間柄だとか。
でもそこは勝負の世界。
プロの世界だから、オンコートでは容赦ない。
当然といえば当然。
どこで足元をすくわれるかわからない世界なのだし。
試合終了後、ベンチのガウフのもとへ大坂が行った時、何を言うのかなと思った。
明らかに2セット目は大坂の素晴らしいショットとプレーに対して、ミスを連発した若干15歳のガウフは心が折れていた。
だから慰めに行ったのかと思った。
でも違った。
「みんながあなたを見にきているのだから、一緒にインタビューを受けましょう」
なんとも素晴らしい気遣い。
選手と観客の双方に対して。
大坂にしてもたかだか20歳を超えたばかり。
新鋭の選手を圧倒したのだから、喜び勇んで(周りのことなど気にかけることもなく)インタビューに臨んでも全くおかしくない。
世界中の誰もがそう思っていたはず。
でも彼女は違った。
インタビューアーの往年の名選手「フェルナンデス」(だったよな...)もちょっと戸惑いを見せていたが、すぐに大坂の気遣いに共感していたようだった。
ガウフはおそらく、負けた悔しさと大坂の配慮に感動して泣いていたのだと思う。
とても、とても、日本人らしい。
普通の人にはなかなかできない。
今の日本にいる同じ年代の人たちにも見習ってほしいほどの。
思わず見ていた俺も感動した。
さて今夜は難敵で不得意とされる、ベンチッチ。
過去には負け越しているらしいが、舞台はUSオープン。
なおみちゃんのホームだ。
是非ともNAO-CHIの笑顔をまた見たい。
頑張れ。