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浦和レッズ 組長・大槻監督の不敗神話崩れず

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D5600 + Tamron SP 90mm f/2.8

 

「組長」の異名をもつ、大槻監督がオリヴェイラ監督解任から指揮を取っているが、前回のペトロビッチ監督の解任時と同様、不敗神話が続いている。

 

昨日2019.6.15の鳥栖戦でも、不運な形で先制点を許す格好となった。

しかし、全般的に選手は躍動し、荒削りな感じも受けなくはなかったが、エネルギーを感じる好ゲームであった。

同点弾の宇賀神のシュートは、彼の得意パターンでの見事なものであったし、後半ロスタイムの興梠の勝ち越し決勝弾も、日本を代表するストライカーであることを知らしめてくれるものであった。

 

 

 

では、この組長。

いわゆる「もっている」人なのか?

 

 

 

いや、絶対そんなことはないと思う。

昨日のスタメンを見てみればよくわかる。

怪我をしている選手もいるのだと思うが、これまでオリヴェイラ体制のときは試合にあまり出してもらえなかった選手が数多く出ている。

外国人監督にありがちに思えるのが、うまく行っている時は選手の調子にあまり関わらず、スタメンを固定してしまうこと。

きっとそれが手っ取り早く勝ちにつながるからなのだろう。

でも人間のやること、そんなにうまく事は運ばない。

ACLにも出ているのだから、疲労は否が応でも蓄積されていく。

それによって怪我の発生する確率も高くなるし、なによりモチベーションを高く保つのは難しい。

集中するところ、休むところの「メリハリ」はどうやっても必要だと思う。

 

 

 

大槻監督はそこのところをわかっているのだと思う。

控えに回っていた選手にもスポットライトを当て、主力選手には休息を与える。

当然足元でのリスクは伴うが、長いリーグ戦を考えるとどうやってもプラスに作用するのだと俺は思う。

どんなに練習しても、そして練習ではあるが結果を出しても使ってもらえなかった選手が、スタメンのチャンスをもらえれば張り切らないわけがない。

それも監督から「まかせた!」「たのむぞ!」などと声をかけてもらったとしたら、奮起するに決まっている。

組長はそんなところに気を使っているのではないかと思う。

だから、

だから、

負けないのではないか。

興梠の決勝弾をアシストしたのはマルティノスの粘りと頑張りによりものであった。

助っ人外国人としての責任を理解し、信用されて出場させてもらえることに報いてくれたのではないか。

それが本当に勝負の明暗を分ける要素なのではないのか。

 

 

 

先制されても根性で追いつく。

追いついたら勝ち越す。

技術や体力で秀でることはプロの世界では難しい。

モチベーションは高く保つこと、それこそがチームを強くすることではないかと思う。

 

 

 

まだまだ控えに回ってしまっている選手は少なくない。

鳴り物入りで入団した、杉本はどうした。

怪我で最近やっと復帰してきたファブリシオは。

 

 

現在リーグは9位だが、これからの巻き返しに期待する。

もう監督は外人監督を連れてくる必要はない。

当面組長でよいのでは。