D5600 + AF-S DX NIKKOR 35mm
1000円ほどのウィスキーは色々と飲んだが、これを忘れていた。
サントリーホワイト。
実売は1200円ほど。
学生時代、金のないときはサントリーレッド。
ちょっと金があるときはサントリーホワイト。
もっとお金があるときは、IWハーパーな感じだった。
でも今から思えば、味なんてよくわからないまま飲んでいたのだと思う。
もっとも味なんて、年代とともに変化するのだと思うから、学生の時に上手いと思ったものでも50歳をすぎると上手いと思わないものも少なくない。
そういう意味で、このサントリーホワイトは、可もなく不可もないイメージであった。
このウィスキーは公式HPによると、以下のようなことらしい。
サントリー創業者の鳥井信治郎が、国産ウイスキー第1号として1929(昭和4)年に発売したもの。
売り出し当初は「サントリーウイスキー」としてだったが、白いラベルから「白札」と呼ばれ、戦後はウイスキー通に愛され、「シロ」として親しまれてた。
このため、1964年より現在の「ホワイト」に改称した。
なんと発売から90年。
本場スコットランドでは1600年ぐらいからのものもあるから、若いと言えば若いが、それでも90年。
素晴らしい歴史だ。
そして同時に子供の頃のCM、サミーデイビスJr.による、鼻歌を歌いながらボトルを開けて、グラスに注いでオンザロックで飲んで「Suntory」と言うCMが、エライかっこよかった。
おヒマな方はYoutubeで検索すれば出てくる。
その肝心な味わいだが。
いかにもSuntoryらしい、スモーキーさではなく芳醇さが際立つ。
軽やかな甘みもある。
そして全く後を引かないライトな感じ。
美味い、本当に。
ずっと飲んでいられるように思える。
若い頃はこんな味はわからなかっただな、と改めて思う。
さすが日本第1号のウィスキー。
世界に認知されているジャパニースウィスキーの元祖にて、現役。
常飲することになりそうだ。
サーミーデイビスJr.のように、鼻歌交じりにハッピーな気分で。
何よりそれが一番大事だと思う。