D750 + Tamron SP 90mm f/2.8
「コロナ離婚」などという言葉が散見される。
在宅勤務が特に進んで、夫婦が一緒に過ごす時間が多くなったこともあってか、
こんなことが理由としてあげられ離婚原因となっている様だ。
- 神経質になり、すれ違うもしくは受け入れられない
- そもそも一緒にいることがストレス
- 危機意識(価値観)の違い
- 育児のストレス増加
女性は「命を創造する母体」であるから、自然と危機意識が高くなり、衛生面などに対して必要以上に過敏になりがちだと思う。
もちろん例外はあるが、全般的に感じる傾向だ。
反して我々男性は、危険があっても家族を支えるために外で仕事をしなければならないわけだから、危険だと言って避けているわけにも行かず、衛生面だって優先順位が下がるケースも少なくない。
本能的なものだから、それは話し合ってもおそらく溝は埋まらない。
お互いに納得はしないが理解しなければならない部分だと思う。
男ってそんなもの、女ってそんなもの、ってやつだ。
考え方や感じ方の違いについて、これまでの夫婦生活のなかのいろんな場面で話し合ってきたのか、伝え合ってきたのかが、「コロナ離婚」なんてものの分かれ目になる様に思える。
夫婦なんて所詮他人。
お互いの気持ちなんてわかりっこない。
だから、喧嘩にもなる。
でも喧嘩というのは言いたいことを言い合わないとできないのだから、そうあるべきとも思う。
喧嘩もなく平穏な夫婦なんてそもそもありえないし、それこそ問題ではないか。
どちらかがすごく我慢しているか、お互い無関心かがほとんどだろう。
夫婦の在り方なんて千差万別。
他人には到底理解できないスタイルだってあるはずだ。
ただし言えるのは、日本人は特に会話を重ねてお互いを理解することが不足していると思う。
最近の若年世代はそうでもないかもしれないが、我々中年以降はその傾向が顕著だ。
「コロナの影響」で崩れてしまう夫婦は、そもそも夫婦として成り立っていないし、今後も成り立たない。
そんな夫婦は早晩別れる可能性が少なくないから、これを機会に別々の道を行くべきかもしれない。
「コロナの影響」でせっかく夫婦でいる時間が長くなるのだから、これを機会にたくさん話をして夫婦で楽しむきっかけや時間を増やすべきだ。
日本の文化社会はそういう意味にでも「成熟」するタイミングに来ているのかもしれない。
特に欧州でみられるような、物質ではなく精神的な部分を充実させる、ということだ。
アジアのなかでもそんな岐路に立っているのは日本だけではないかな。
その一つとして、この機会に「夫婦の絆」を深めてみてはどうだろう。